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さん (8dzrc9xq)2022/7/13 20:06 (No.28349)削除
一華くんお借りしました…🙏
一華くん&夕の幼馴染
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さん (8drbdpz0)2022/7/12 20:45 (No.28285)削除
【寧々死亡if①】

ちょっと、グロいかも。死亡してるとこの方が短いかも 。ちょこっと、未来のはなし

決して、誰もが…どの隊も油断なんてしていなかった。偶然、任務に居なかったメンバーも居たが、決してその中の誰かのせいとは言い難いだろう。

何しろ、今日は数がめちゃくちゃに多かったのだ。どんなに、強くても…攻撃後の隙に小型のナイトメアに肉を喰いちぎられるのだ。

「い゛ッ…ああああぁ…ッ!!!」

悲鳴が場に響く。茜の隊員達が奮戦する中、一人の隊員の肩にリスの形をしたナイトメアが五匹、武器を振るった後隙に腕に食い付き、肉を強靭な顎の力で引っ張り引きちぎった。

辺りに血が飛び散り、武器を手放してしまった隊員は凄まじい勢いで貪られていき、血や肉が飛び散り、もう骨が見えてしまっている。

「…ッ」

ごとりと、違う隊員の首が飛んだ。小型のナイトメアを銃で一体一体、倒してる時に素早い中型の蟷螂の姿をしたナイトメアに首を落とされたのだ。

辺りに血が飛び散り、首から下が倒れた。

その亡骸へと、別の小型が群がり肉を貪っていく。

「せいッ!!くっ、キリがない…!」

寧々も、その中で戦っており…大型の銅を大剣を力一杯、遠心力を込めて振るい両断し、地面に剣を突き刺し、身体を重くして、飛び掛かる小型ナイトメアへ裏拳で粉砕して、ナイトメアを倒していくけれどキリがない。

数が多すぎたのだ。

「撤退だ!!皆、下がれ!!!」

一人の隊員が皆に叫べば、一斉に皆が戦いをやめて、撤退しようと距離を取っていく。

そして、それを逃がさないナイトメアに追いつかれて殺される隊員達もいた。

そして、大型の爪が一人の隊員に迫った時ーー

「ふんッ!!!」

重く、頑丈な鋼がぶつかる音と少女の高い声が割り込んだ。

「私が食い止める!今の内!」

「分かった!君も、すぐ逃げろよ…!」

寧々だ。寧々がそれを指示すれば、その隊員は撤退を済ませた。

「こっから先は通さないから」

爪と腕を弾けては両手で剣を持ち、一気に銅を両断。

更に飛び掛かる、小型が腕に食らいつくも、肉に食いつくより先に腕を顔に寄せ、先に小型のナイトメアの頭を噛み砕く。

「はぁッ!!ぐ、ぅ…ッ!」

次に大型が突進して地面に剣を突き刺し、刃に手で触れて重くする。巨体を反動で怯ませる事に成功すれば、地面から引き抜いて大型の頭に上段から振り下ろし、頭を粉砕した。

「っ、せい、やぁ…ッ!!」

その隙を突いてか、首へと一閃。蟷螂型の刃が襲うも、倒したばかりの大型を足場に飛躍。そのまま、身体を重くして肘を脳天に落下の勢いを込めて叩き込んで、怯ませた。

「はぁ、はぁ…ここまで、やれば十分…かな」

もう既に他の隊員達は撤退したようだった。それが分かれば、自分も大剣をナイトメアの群れへ投げつければ、後は退散するだけだ。

走って、距離へ取って現実世界への帰還をする、その瞬間ーー

「ぁ、ぐっ…!?が…ッ!?」

群れの中から、触手が二本凄まじい速さで伸びて両脇腹二ヶ所が大きく抉られた血がとめどなく流れる。

(し、まっ…たーー)

油断と、後悔が思考を埋めて意識が現実へ戻っていくーー

「ぁ、はぁ…ぅ、う…」

すぐに、トリップ実行室に待機していた隊員達が駆け寄る。寧々の脇腹は大きく抉られて血が流れ続けていた。

周りの皆が手を尽くそうとしてくれている。しかし、夢の中で治さずに現実に戻れば時間経過でも影響のない怪我であれば助かったかもしれない。

(こ、んな所、でーー)

立ち上がろうにも、既にうつ伏せに倒れていて身体に力も入らずにただ顔と目を動かす位しか出来なかった。

(死にたく、ないな…まだ、したい事だって…いっぱい…)

まだ、死にたくはない。したいこと、一緒に居たい人の顔が浮かぶ。だが、無情にも身体は冷たくなっていく。視界も霞んでいく。

声が、するけれど意識が朦朧として上手く聞き取れない。

「ご、め…ん……」

また…背負わせるのか、あの人に。心を更に殺すのか。それだけは絶対にーー

(いや、だ…幸せに、あなたは、ならなきゃ…いや、だ……まだ……)

身体が冷たくなるにつれて、自分が居なくなった後の彼の顔が様子が嫌でも浮かぶ、損傷してないハズの胸にまでどうしようもない痛みが走り、頬を涙が伝う。

死ぬわけに、いかなくても命は消えていく。

(これ、が…夢なら…良いのに…な…)

ゆっくりと、瞳から光が消えていき、命は完全に途絶えた。
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さん (8dr2j8cs)2022/7/12 19:37 (No.28275)削除
【遺した提出済みの紙】

橘花一華の金品を含む所持品は、どこかに寄付するなり燃やすなり、自分達が使用するなりして好きに使うこと。
さん (8dr2j8cs)2022/7/12 19:39削除
【残っていてくれたきみへ】
柊 夕 様

似合わないけど、なんとなくきみに書きたくなってね。これを書いてるの、まだ再会して間もない僕だから、その時の僕とお話してると思ってね。
まぁ、どうせいつになっても変わらないから大丈夫だと思うけど。ほら、僕って何があっても変わらないでしょ?

きみからしたら嫌な理由があったのかもしれないけど、ロズにいてくれてありがとう。僕ね、誰も残ってないと思ってた。そうしたら、きみがいた。
まぁ、多分僕はこわがりだからそんな事は言わないけどね。これが開かれる頃にはどうせ死んでるんだから、セーフかなと思って。
それだけ!それだけ伝えたかったんだ。

よければ、お墓にも参りに来て。二人も、僕も喜ぶから。年1なんて言わないよ、月イチ。
冗談だよ、でも気が向いたら来て欲しいな。
さん (8dr2j8cs)2022/7/12 19:39削除
【ずっとおぼえていたきみへ】
赤樫 恋鐘 様

まぁ、手紙とかガラじゃないし、個宛が少しなのもかなしいからね。ああでも前に手紙でドッキリか何か仕掛けた気がするな、それの続きだよ多分。ドッキリでもなんでもないけど。

優しい優しい僕からの忠告だ、恋鐘はもう僕のことを忘れてしまいな。これも読んだら捨てるか燃やせばいい。僕は怒りもきっと遂げてる、交通事故とかで死んでたら、ちょっとわかんないけど。だから、もう、抱えなくていいよ。
僕は一目見たら忘れないような人だからね、きみが抱えていなくたって色んな人が少しずつ持っててくれるよ、絶対。

安心していいよ。きみはもうきっと僕の声も忘れてる、…今思い出そうとしたでしょ!そうすればする程風化して忘れるんだ、きっと。
まぁでも、ありがとうくらいは言っておいてあげようかな。僕は優しいからね。
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さん (8dr2j8cs)2022/7/12 19:24 (No.28273)削除
特殊状況下の一華死亡if、戦闘シーンがやたら長いせいで長いです🙇🏻‍♂️
普段の死亡ifとはちょっと違うのでもしかしたら近い内に消してるかもしれません。




安泰だと、そう漠然と思っていた。
信じる信じないの話ではなく、そうである、と。なんたって樒である彼がいるのだから、と。信頼とは違う、漫然とした驕りのような思い込み。

それはそうだ、彼が出張るくらいだ。それ相応の敵がいる事は知っていたはずだった。戦線崩壊のキッカケはなんだったっけ、もう思い出せない。
頭が痛い、何度も何度もつくった偶像に意識が逸れてくれるのはほんの10秒足らずで、その分何度も何度も作りすぎて全ての色と音が痛くて仕方なかった。
それだけの状態で認識するにしたって、部隊も重傷者が多い。このまま行けば倒せるだろうが、誰が死んだっておかしくない。

また、誰かがに殺されるのかもしれない。そうしたら誰かは恐怖や罪の意識に苛まれて倒すものも倒せなくなるかもしれない。撤退したら、ここまで成長した夢喰い病に誰かが殺されるのかもしれない。今倒せない、僕のせいで。
いやだ、そんなのは嫌で、嫌で、だから。

………ごめんね、


彼はきっとこのままだと撤退の指示を出すだろう。だけれどそれで人が死なないとは限らない。それが宿主かロズの誰かかはおいておいて、僕はそれを、見たくなかったんだ。
もしかしたら何か言っていたのかな、音が全部聞こえるのに痛くて何も認識出来ないから、命令違反をしてるのかもしれない。なら、彼は気に病まないでくれるかな。

真白の靄が、獣の形をしたそれが、誰かへと襲い掛かる。そいつは大きな口を開けて、1本の手にある大きな爪でひとりを狙っていて。ああもう、そんなの刺さったら助かるかわからない。
随分装甲が硬かろうが、なら内部くらいは弱くしてなね、夢喰い病。少々手荒だけど手が塞がっていたから脚で蹴っ飛ばしてしまった、体重も獲物も軽い少女でよかった。

「…痛いなぁ、喚かないでよ。少しだまって」

口を開けてたんだから、まぁその中身に銃口を突きつけてやって。背中に何か刺さった気がしたけど気にしないでおこう、頭も痛いのに貫かれた胸も痛いだなんて気にした方が負けだ、多分。
ぎゃあぎゃあ喚く声がうるさいから、黙らせようと標準も合わせずに引き金を引く。体内で散弾するようになっているそれが、跳ね返るように此方に牙を向いた。ああ、うるさいな。
まだ死なないのか、きみ。しぶといなぁ、さっさと死んでくれよ。きみがそのご自慢の大きな爪を僕から抜かないせいできみから離れられなくて身体もなんか持ち上げられるし食い込むし、何よりうるさいんだよきみの声。

僕はもうすぐ死ぬってのに、まだ殺せないのか。癖で装填を済ませながら、手足の先から感覚が薄くなっていくのを何となく感じていた。
死ねばいいのに、いなくなればいいのに、消えてしまえばいいのに。少しずつ服に血液が染みて赤くなるように、視界がどんどん狭く赤く、嗚呼まるであの時みたいだ。ふと、視界の隅に影が映った、長い髪の、少女のような、

「……ころしてやる、」

呟いた声は思いの外低くて、僕は僕をまるで外から見ているようで。幽体離脱?なんて少し思った。違うか、今の僕はずっとずっと全てを恨んでた僕なんだ。器用だな、多重人格でもないくせに。
異形の化け物は僕を離さない、随分熱烈なことだ。それなら僕だって、もっともっと、もっと!力の抜けそうな腕で思い切り銃を埋め込むように、僕がきみに喰われたって構わない、しね、ころせ。

指に力を込めて、破裂するような音が鳴る。ああうるさいうるさいうるさい!最後の足掻きで切り付けてくるし、まるで霧散するように消えるのなら最初からそうなっていればよかったのに!

ああもう丁寧におろせよ急に消えるから僕が落ちただろ、痛い、頭が痛い、最早どこもかしこも熱い。嘘だ、手と足はそんなに痛くないけど感覚がない。もうダメだな、これは。
貫かれた場所も場所だ、脇腹ぐらいを狙おうと思っていたのに、狙われていた彼女を蹴っ飛ばしてバランスを僅かに崩したせいか、モロに身体の中心に何個か爪の個数分の大きな穴が空いた。さっきまでは埋まってたから出血も少なかったけど、消えたせいで血だまりが広がるばっかり。
さっきまで真っ赤だった視界はどんどん暗くなって、頭の痛みもなくなってきた気がする。…死ねるんだ、やっと。


――ふと、目が合った気がした。

「……ねぇこがね、ぼくは、いまきづいたよ。ぼくはね、」

そんな顔をしないで。ねぇ、きみがそう望んでたんでしょ?

「ぼくは、きみをゆるしてなんかいなかったや」


だって、あの時、きみを見た途端、苦しいくらいに、

世界が、憎くなったんだ。
さん (8dr2j8cs)2022/7/12 19:24削除
▽ ▽ ▽

一華の憎悪は特殊です。一華は、憎悪を必死で見ないように小さく小さく押し込めました。" 夢喰い病 " なんて不透明なものと、間に合わなかったと謝ってくれた彼を目の前にしても笑えるほどに。
表面上の幼い陽の感情ばかりの一華は、すっかり彼を許したものだと思っていました。恨みなんて何年も抱えていられるほど、自分は強くないと思ってた。
でも21歳を境に完全に壊れて時の止まった負の一華は、年月なんて経ちようがない。だから " 死ぬ直前 " に、" ナイトメア " と " 間に合わなかった人 " を両方見ることではじめて、呪いが成立するように憎しみを思い出す。思い出すっていうか、多分、「もうすぐ死ぬから、もう僕はやさしくなくたっていいや」っていう気持ちのせい。これはなんか最初の方からそうなんだろうなって思ってたけど封印する気だった話です、苦しいので。結局募集したけど。だって恨みのトリガーちょっと欲しかったんだ。

2つだけなら成立しない、3つ揃ってはじめて思い出せる。一華にとって、怒りは日常で極極稀に生じることはあると思うんですよね。それでも、世界を恨むくらいに極端な感情は現れない。気持ち悪いくらいの自制心が壊れるのがこの世界線。
もし仮に能力者が一華を回復させて生きたとしても、この世界線の一華は多分皆の知ってる一華じゃないです。時折浮かべる笑顔は冷たくて、自分は好きだけど他人を直接的に拒絶して、自他の命の価値が低くて、ナイトメアは絶対に殺す。そんな人になってる、かもしれない。
嗚呼でももしかしたら、恋鐘くんには見覚えがあるかもしれないですね。
もし例外があるなら、こんな自分にさえ残っていた幼馴染くらい。

結構どうでもいいですが、一華は「夢喰い病」を恨んだ年月の方が圧倒的に長いので、無意識に普通に殺す時は夢喰い病っていうし恨んでる時はそのまま化け物っていいます。マメ知識。
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猫原さん (8dzon6g0)2022/7/12 19:20 (No.28272)削除
目の前で一華さんが死んだ世界線の恋鐘のifです…😔
グロ表現が多々あるので閲覧には注意してください🙇‍♀️🙏













ぐしゃり。
そんな音を立てて彼の頭が大型のナイトメアに握り潰される。即死だ。ナイトメアが開いた手のようなパーツにこびりついた赤と白が見えた瞬間、心臓が凍りついたかのように身体の芯から冷えていって。ひと1人を殺して満足したのかその場から離れていくナイトメアを、攻撃も何も出来ずに見送った。頭も身体も、状況を理解出来なかった。否、拒んでいたのだ。
信じたくない、わかりたくない、認めたくない!…彼が、死んだなんて。それを認めてしまったら、そしたら、……。

しかし、追い詰められた恋鐘を余所に小型のナイトメアが複数現れ、綺麗に頭だけがなくなった彼の死体を貪り始める。ネズミみたいなナイトメアが鋭い前歯を彼の手に突き立て、ぶちりと音を立てて指を引き千切った。いつも恋鐘を笑わせようとマジックを披露してくれた、優しい手を。

「…嫌だ、やめろ……一華を喰うな、一華っ、一華ぁ!」
目の前が真っ赤になって、彼の身体に群がるナイトメアに我を忘れて駆け出した。必死に盾を振り回してナイトメア共を彼の身体から引き剥がし、恐る恐る彼の遺体に目を向ける。彼の命を奪った致命傷のみならず既に喰われ骨の露出した痛々しい状態に脳裏が真っ白に染まって、何も考えられなくなる。
「ぁ………ああああぁあああッ!!」
彼の遺体に劣らない、ボロボロで痛々しい絶叫。この叫びが樒隊隊長のものだと誰が思っただろうか。盾が手から離れ、その場に頽れて彼の遺体に泣き縋る。どうして、嫌だ、いやだ、なんで。そんな巡る疑念後悔が過ぎ去れば、次は守れなかった自らの罪に押し潰される。
守れなくてごめんなさい、約束破ってごめんなさい、嘘にしてしまってごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……

最早『頼れる樒の隊長』の姿はそこになく、いるのは遺体の血に身体を染めながら謝り泣き続ける小さな子供だけ。強固な自負の装甲が壊れてしまえば、後に残るのは傷だらけの生身のみになるのは当然だった。
もう動くことも出来ない恋鐘を新たな餌と見たのか小型のナイトメアたちが集まってくるが、それにすら気付かない。否、気付いていても同じなのかもしれない。恋鐘は既に盾を手放してしまったし、恋鐘を奮い立たせていた隊長としての自負は砕けてしまったのだから。
ネズミほどの大きさのナイトメアが恋鐘の脚に齧り付く。とっくに能力の効果は切れているから肉を削り取られる痛みが襲うはずなのだが、心共々身体も壊れてしまったのか何も感じない。それどころか、目の前で彼を喰われるよりマシだと彼の代わりに自らの肉を喰わせようと遺体に覆い被さった。無抵抗な獲物に次々と悪夢の獣が群がり、我先にと牙が爪が突き立てられて身体が喰い千切られていく。
最期まで肉が裂かれる感触を遠く遠くに感じながら、小さな命はあっという間に骨まで喰い尽くされてしまう。あとに残るのは重く大きな盾と、1人ぶんの遺体だけ。その遺体も数分のうちに、未だ腹を空かせたナイトメアによって喰い尽くされるに決まっていた。恋鐘の遺品が回収されたのか、はたまたそれすら食べ尽くされてしまったのかは分からない。ただ、きっと長い髪のうち1本も残らなかっただろうことだけは確かだった。
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さん (8dr2j8cs)2022/7/12 18:26 (No.28267)削除
加入前後の一華深堀なので見なくても🙆🏻‍♀️。覚えていらっしゃるようなので落とさねば…の気持ち。
一華が弟を亡くした時に、間に合わなかったと謝る彼が自分を殺すかなんて言うから。いちばん最初に彼に怒った話。



「……何、僕を犯罪者にでもするつもり?…ふざけるなよ、僕は僕が家族に顔向け出来なくなるような事はしない、ッ…きみは!きみは、やれる事をやりましたって顔して立ってろよ!もうわけがわからないんだよ、なぁ、きみが殺したんじゃないんだろう!?もう誰もいないのに、ゆるしてくれるひとなんていないのに、誰もいないのに!僕は、今度は関係の無い人を殺さなきゃいけないのかよ……ッ!なんで、僕のおとうとが、紅葉が、双葉が、父さんも母さんもみんなみんな僕のせいでしんだのに、僕は誰にも赦されないのにッ…、そんなことで救えると思うなよ、許されるだなんて思うなよ!きみ如きのッ…!…っ…、……、…当たって悪かった、」

丁度全てを信頼するのをやめようとして希望を抱いて、またそれが地に落ちたのは自殺志願者の子の死だから、その言葉に対してが大分トラウマに近い。
ので、そういう発言も相まって、こうなった。内心自分が殺したわけじゃないのはわかってるけど、感情の行き場がどこにもないのにそんなの差し出されたら爆発してしまう。この時の一華は命の価値が何よりも低い、自分も他人も。

ロズに加入してすぐの数日間は唯一、一華が一華のことを嫌いな日々です。死にたい日々です、復讐するまでは死なないつもりだっただけ。負の感情以外はなく、笑っても馬鹿にするような冷たい表情。でものろいみたいな遺書が、大切で一等愛して感謝していた彼らが『わらって』『たのしく』、『やさしい僕』が『幸せに生きる』ことを願ったから。だから恨みつらみっていう感情全てを小さく小さく小さく圧し縮めた。愛を厭った。
恋鐘くんの罪悪感見てると若干それが刺激されてしまうんだと思ってます、表には出さないはず。でも多分似たようなことが複数起こるとキレる。それが嫌でそんな雰囲気出されたくないからひたすら驚かせてるのかもしれない。どうかわらっていて。「なんできみはそう、キョウキになるものを毎度持ち合わせてるの?僕、そろそろ不思議になってきたよ。いっそきみが持たないように、そうだね、僕が秘書にでもなって片時も離れずそういうの持ち歩こうか?」
やさしくない自分にはもう憎悪しかないから、それを家族は僕に似合わないって赦してくれていたけど、もうそんな人はいない。

彼が死んだ後なんて未来がもしあったなら、その時にようやく救われていたと感じる、そんな憎悪すら受け入れてくれようとしていたのかもって好意的に解釈する。やさしいから。自分が死ぬときは、誰にもやさしくないのに。


▽エウレカ
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白餡さん (8dqo3o06)2022/7/12 15:45 (No.28253)削除
乱雑だけど優しい字で書かれたたった1人へ向けられた一通の遺書
どうやらこれ以外に遺書らしきもの手紙もないようである



白百合純子へ

遺書…なんて書くのなんてなれねェし俺には似合わないよな本当にそうだ
そもそもこんなもん読ませたくねェ思いののうがよっぽど強いよ
すまねェな…先にあの世に逝ってよ
怒ってるか?泣いてるか?分からねェけど俺は凄く後悔しているよ
もっともっとお前と生きたかったやりたい事も沢山あったんだ
けれどせめてお前だけでも笑って俺のこと見送ってくれねェか?ダサい死に方をしたかもしれねェけどそれならもっと笑い話にしてくれ
泣いてる顔なんて似合わないみたくない
笑ってる笑顔が1番可愛いんだから

あーあとあれだ…遺産か…どうすっかあんま決めてないんだよな使う宛もないし渡す宛と言ってもお前くらいしか思い浮かばねぇから全部好きにしてくれ…は困るよな
半分ほどはあの孤児院に寄付してやって欲しい別に他の所でもいいさ、ただ誰かの役に立てるようにしてやってくれ
あとの半分はお前にやるよ全部
弟との生活にでもこれからの未来の貯金にでもしてくれよ。まだまだ先は長いだろお前よォ

あとあれだな…これはわがままになるかもしれねェけど俺の墓は作るならアイツらと一緒の所にしてくれや
お前のところ以外で帰る場所って言ったら家族は居場所はやっぱり彼処しかないからさ
それで俺の墓参りしてくれるか分からねェけどついででいいから彼処で遊んでる餓鬼共とも遊んでやってくれよ。きっと喜ぶからさ…結構お前に懐いてるんだぜ?

お前と過ごせて本当に楽しかった
愛せてよかった愛されて嬉しかった
いつか院長が言ってたんだ
「愛される愛することはとても幸せで大切なんだよ。その気持ちは決して忘れてはいけない、樹にもいつか見つかるから大切にしてあげなさい」
ってな。本当にその通りだと思った…俺はお前を幸せに出来てたか?大切に出来てたか?
俺は幸せだったよ…世界で1番…出会えてよかった
言っておくがあと追いかけて死ぬとかやめろよなしねェだろうけど
長生きして婆さんになってからこっちにこいよそれまでゆっくり餓鬼共と院長と待ってるから寂しくなんてない心配すんな

最後に一つだけお前に残せるものなんてあんまりねェけどアレは受け取って欲しいんだ
いつも俺が付けていた腕時計
俺の宝物でアイツらが残してくれたもの
こんな俺でも受け入れてくれたお前だからこそ受け取って欲しい
別に無理強いはしねェけどな

純子…愛してる死んでもこれからもずっと
俺のことを忘れてくれ忘れるな…なんて言わねェし言えねェけど
新しい幸せでも何でもいいからを見つけて生き抜いてくれよな
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猫原さん (8dzon6g0)2022/7/11 21:46 (No.28205)削除
【赤樫恋鐘の深層心理】

これはこだわり豆知識じゃなくて別個にした方がいいな…と思ったので別枠です😌酷いことしか書いてないので…気を付けてください……🙇‍♀️



・精神年齢
実は15歳相当とかなり低いです。隊長らしくあろうと己を律していることと、ナイトメアの影響による情動制限のせいで大人っぽく見えるだけです。
さて、15歳という数字は今までにも出て来た数字ですね。そうです恋鐘がロズに入った年齢であり、家族全員を亡くした年齢です。家族を亡くした時、恋鐘はまだ15歳の子供でした。
子供は家族の愛によって育つもの。であるならば、15歳で家族からの愛が無くなった恋鐘の心の成長が15歳で止まってしまうのも自明の理です。

この『15歳の恋鐘』が対人で出て来るのは相当追い詰められてる時です。トリップ中に死者が出たり、トリップしたもののナイトメアを取り逃して犠牲者を出してしまった時、今まで出てきた死者や犠牲者を強く思い出した時などですね。
そういう時は『樒』のくせに死者を出した自分を責め、ナイトメアの犠牲者を出さないと誓ったはずなのに出し続けている罪悪感に心が潰されて、罪悪感が情動制限を貫通したり隊長らしくいられなくなったりして希死念慮が前に出てきます。
具体的には言動が子供っぽくなったり、酷い場合は今まで出した死者と犠牲者たち全員の名前を呼びながら「すまない」ではなく「ごめんなさい」と気絶するまで泣き続けます。それが起きるのがトリップから帰ってきたトリップ実行室なのか、事務所の廊下なのか、自宅なのかは時によります。この自責バグりムーブの時のことは気絶から回復しても覚えてますが、言及されない限り何事もなかったかのように振る舞います。

余談ですが、『15歳の恋鐘』が出て来るトリガーが上記の通り「死者犠牲者を出した罪悪感」なので、罪悪感由来のクソデカ感情を持っている相手には無条件で『15歳の恋鐘』になります。

・目の前で死者が出たら?
瞬間的に罪悪感が噴出し、本人は正常なつもりで頭がバグって錯乱します。
いつものように冷静な判断が下せなくなり、大局が見れなくなり、自分の命がどれほど重いのか見失います。そして錯乱が落ち着くまでの間、死にそうな状況の人を助けるために自分の命を捧げようとします。能力の効果時間のことも忘れて盾を捨てて他人を生身で庇ったりね。
トリップが終了し錯乱が落ち着くと、上記の今まで出してきた死者と犠牲者全員の名前を呼びながら気絶するまで泣き続けるモードに入ります。この時の恋鐘は自分の意思では立つことも出来ず、生きなければいけないという意思も失っています。全員の名前を呼び終えたら次は「殺して、やだ、やだ…」と繰り返すようになるので、何らかの手段で意識を落とすのが懸命かもしれません。
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白餡さん (8dqo3o06)2022/7/11 20:03 (No.28192)削除
ジリジリと陽の光が痛く照りつけるそんなある日の…数年前の夏の話
―和泉樹18歳 ロズ入隊―

(暑く光が今日も激しく照りつけていた。チリチリと皮膚が痛み見上げれば太陽の光が目を焼いてしまいそうだった。
そんな夏の…8月の盆の日、1人の少年が花と菓子を持ってかつて孤児院であったその場所へと足を運んでいた)

よォ…元気してっか?

(と施設の扉を開けながらその中にいる人物に話しかける。中にいるのは複数人の子供たちと大人達。かつて孤児院だったその場所は今は子供会の行事などで使われたりする児童館の役割を果たしていた。
それもこれもこの少年の意向だ。かつての居場所だった孤児院を壊したくなくて消したくなくて頭を下げて願った…断られると思ったが受け入れられたそれもこれも恐らく院長のおかげな気がする。
孤児院の院長はとても人がいい人だった。困った人がいれば助け身寄りのない子供を引き取り育ててきた…少年はそんな子供達の1人だった。
院長は随分と慕われていたらしい、町の人々から。はぐれた猫を見つけてくれた、衣食に困ったら助けてくれた、勉強を教えてもらった、屋根の修理をしてもらったなど…話を聞けば尽きなくて本当のお人好しだった。けどそんな人だからこの孤児院は町に受け入れられて今もこうして残すことが許されているんだろう。
「お兄ちゃん!お兄ちゃんだ!」「樹にぃちゃん!みてみて!これこれ!」「ねぇねぇお兄ちゃん!遊ぼ遊ぼうよ!」と中にいた子供達が一気に駆け寄ってきた少しよろけそうになりがら「アァ…後でな少し用事済ませてから遊んでやるよ。これでも食っとけ」と軽く頭を撫でて菓子を渡してから大人達に軽く頭を下げて奥へ奥へと歩き…施設の裏手の庭に出ていく。そこには複数の墓がたっていた。とても綺麗に整備されていて草木も涼しげに生い茂っている墓を優しく包み込むように、一つ一つの花には誰が置いたのか複数の花束が綺麗に置かれていた中でもいちばん多いのは真ん中にある墓で…院長の墓だった。ここはここの孤児院にいた孤児達と院長の墓であった。少年はそっと近づき全ての墓に花を添えながら院長の墓の前に立ち花束を添えた。)

久しぶり院長…あっちで元気をしてっか?餓鬼共は元気か?…迷惑かけてそうだなァ…あんま院長に迷惑かけんなよ

(と昔話に花を咲かせたりしながら話し続けていた。長い時間話したようにも思えるし短かったようにも思える。)

院長…俺…ロズになった…3年かかったよあの日から…院長や餓鬼共は望んでねェかもしれねェがやっぱり敵とらねェと気が済まねェんだそれに

(「他に苦しんでる奴らを救いてェ」とにこやかに微笑みながら少し苦しそうだが報告をした。敵討ちなんてきっと院長は怒るだろうなと思いながらも俺らしいと言ってくれそうでなんだか「頑張れ」そう背中をおしてくれた気がした。)

また来るよ院長…餓鬼共…

(そう小さい呟いて少年は立ち上がりその場を後にした。草木はゆらりと優しく揺れて…まるでその少年の背中を見送っているように見えたのだ。)
返信
返信0
さん (8dr2j8cs)2022/7/11 19:23 (No.28188)削除
もし、大切な人が。

鳩の子に関係する人の死亡ifを見る度反応を返信に落とす勝手なるアンサーみたいなのです。半分供養なので見なくても🙆🏻‍♀️
さん (8dr2j8cs)2022/7/11 19:26削除
なんで、なんでなんでなんで、なんで。
なんでだよ、なァ、なんで。

言葉がそれしか出なかった。他人の口から零れる音なんて雑音で、ノイズの掛かる音すべてを押し退けて妹の死がクリアに脳に突き刺さる。

あの時ついて行けばよかった?いやそれより、ロズに入ることを最後まで反対して無理矢理にでも脱退させればよかった?もっと前、兄も殺して死んでいれば、よかった?そうすればあの子は幸せで、わらって、ああ、
守れるだなんて傲慢だ、あの子の大切な人間をわらって見送った人間が今度は守ろうだなんて虫のいい話だったんだ。
ゆらりと身体が揺れた。

最早、意思などない。最早、最早、感情など。
この身体に意味などなかった。理由はなかった。つい昨日まではあったかもしれない、でもそれは過去の話だ。

気付けばそこは夢の中で、ここでずっといればいいのかと不意に理解した。あの子がいない現実なんて悪夢と変わらない、思い出などどうだっていい、あの子がしあわせになれない世界なんて現実になり得ない。
ぼこぼこと湧いてくる黒い靄に笑いが零れる、もうどうだっていい、悪夢の中で死ねたら現実に戻れるだろうか?嗚呼でもわざと死ぬのは、よくないな。怒られるかもしれない。

じゃあオレのやり方で、悪夢から覚めよう。


満身創痍なんて言葉すら生温い。もう自分の血なのか能力による染色なのかわからない、切った数はおぼえてない。一度止められたから、あの人に頼んで無断で何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も繰り返して、

――不意に、糸が切れた
さん (8dr2j8cs)2022/7/11 19:29削除
「……つまんなくなるなぁ…」

わかってる、こんな場所では人なんてすぐに死ぬ。涙はもう流したから、ずっとかなしんでなんていたら僕じゃないから、わらうしかなかった。
僕はもう無理なんて言葉すら見当たらないけど、皆無理して笑ってないといいな。

ねぇ、きみはとてもたいせつな人だった。
色んな人はきっと思うよ、きみと自分や他の人で天秤をかけて大多数がきみを取れるくらいには、この組織にとってきみはたいせつな人だった。
ほら、あの人もかなしんでたよ。あとこの人も、どの人も、みんなきみの死を惜しんでる。僕だってかなしい。僕がゆるさないでいたら、きみは僕に許されるために生き返って来てくれないかなぁ。

僕もね、それなりにきみに甘えていたんだ。きみが僕を見て、前と違うと思う度、心配する度に僕は安心してたんだよ。上手くやれているなって、もうここ数年はそんな事を思うこともなかったけど。
お礼に沢山笑わせてあげたかったんだ、僕を救おうとしてくれたきみを。だってのに、きみは時折、誰もいないことに絶望した僕ばかり見てる時があった。怒りと憎悪ばかりの僕を。ねぇ、僕はそんな僕は知らないつもりなんだよ、だからきみだって忘れてよかったんだ。
僕でさえ見ようとしないものを、きみがわざわざ覚えている必要はひとつもなかった。

きみに言いたかったなぁ、きみは僕を救ってくれようとして、僕はそれにちゃんと救われていたんだ、なんて話。誰もいないわけじゃなかった、だからもう大丈夫なんだって。
なんて、そんなこと、生きているきみにはとても怖くて言えやしなかったけど。

だから、なんだか、なぁ。

「……僕はきみに、そんな事を思いたくなかったよ。」

だって、救われた、だなんて。
その人が死んでしまわないと、口に出すことはおろか、認めることさえ。

僕にはこわくてこわくて、堪らないから。
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