ブラッディ・ナイトメア

【丸っこく自信なさげな文字で書かれた遺書】

私にもしものことが有れば、上層がこれを公開することとなっていました。
今、あなたがこれを読んでいるその時には、私はもう居ません。

大したものは持ってないけど、遺産はロズ上層が均等に分配して樒隊の皆さんに割譲することにしています。物足りなかったらごめんなさい。
それから、髪飾りは私の大事な人に託します。私だと思ってくれたら嬉しい。かも。

結局最期まで至らない副隊長でした。
隊長はもちろん、構成員の皆さんにも、いつもいっぱい迷惑をかけたことと思います。
それでも皆さんが、副隊長って呼んでくれたことは、確かに私の誇りです。

認めてくれてありがとう。幸せでした。
先に逝くね。

【ロズによって保管されている遺書】

｢俺がトリップ中に戦死した場合、この遺書をロズ全体に公開してください。また、その時にはこの遺書の複製を3枚作成し、樒隊副隊長の瀬利 綴隊員と茜隊隊長の暁星 圭隊員、そして茜隊の百瀬 寧々隊員へそれぞれ1枚ずつ渡してください。｣


はじめに。

皆がこの遺書を読む時、俺以外の全員が生還していることを強く願う。もし俺以外の死者が出ていた時は、不甲斐ない隊長だったと罵ってくれ。力足らずな隊長ですまない。

本題だが、共に戦って来てくれた皆へ、わずかながら俺の遺産を託そうと思う。
遺産の半分は既に親族宛ての遺言書に従って指定の孤児院に寄付されているはずなので、残りの半分を皆に宛てて以下の通り譲渡する。

1.樒隊副隊長の瀬利 綴隊員へ、残った遺産の2割を譲渡する。
2.茜隊構成員の百瀬 寧々隊員へ、残った遺産の2割を譲渡する。
3.茜隊隊長の暁星 圭隊員へ、残った遺産の1割を譲渡する。

上記の内容はロズによって正確に遂行されるので、喧嘩等しないように。

また、瀬利 綴副隊長を次期樒隊長へ推薦することをここに記す。彼女が実際に隊長になるかに関わらず、暫くは綴副隊長が隊長代理となるので、樒隊員は彼女の指示に従うように。

　　赤樫 恋鐘

途中で飽きた独炉瑠です…。楽及と胤が居ます。

ホラー鑑賞会じゃ〜！！！！！のノリで描きあげました、酸さんちの寧々ちゃん、ねこちゃんちの恋鐘くんと純子ちゃん、しろちゃんちの香澄ちゃんお借りしました〜❕許可なかった子はすみません🙇🏻‍♂️
なにかあったら言ってください❕

小川香澄ちゃんの死亡if(病死)
血の表現はありますがグロ表現はないです…苦手な方は回れ右で































○月△日のある日のことのもしかしたらあるかもしれない…けどないかもしれない未来の話

ｹﾞﾎｯ…

(研究室一室でアルビノの少女はとても顔色を悪くて報告書の上に赤い血の塊を落としていた。虚ろな目でそれを見ながら少女は「あぁ…もう死ぬんだ…」と小さく覚った。気づいていた…ここ数ヶ月体がだるくして仕方なかった…血を吐く量が増えた…頻度も増えた…薬も増えた…もう自分の命は残り少ないと悟っていた)

けど…ダメだよもう少しもう少しなんだ…大丈夫ボクはできる…いつだって…そう今まで出来てきたんだから…

(いつもと違う口調で様子で強がるように生にしがみつくように少女は歯を食いしばり血に濡れた紙を乱雑に捨て薬に手を伸ばす。腕も細くなっていた薄く骨が浮き上がってきた気もする…顔色も明らかに悪くなっていた。
周りからは心配されたけどいつもの［ボク］を演じて笑って無理して血を吐いて痩せて…命のすり減る音が死の足跡が確実に近づいてきてきた。)

やっと…見つけたこれで…これで…また皆を助けられる…よかった…

(何ヶ月かかっただろうかナイトメアに関しての研究を何ヶ月も何年も掛けて研究員みんなで探してきたものをやっと見つけることが出来た。
これで安心出来る…そう思ったら身体の力が一気に抜けていく気がした、気を張って無理に命を繋いでいただろうか…けどまだダメだ…まだまだ…少女は記録を纏めた紙にもデータにも…誰でもみれるように無くさないように
血を吐きながら震える体を支えながら1人っきり暗い研究室で
全てが終わった時…もう…もうすぐ自分は死ぬ…とわかった2日も持たないだろう下手したら1日も
その前に全て片付けよう、荷物をまとめた。
記録はちゃんと残したきっと彼らの役にたってくれる。たたしてくれる。

そうして少女はロズから去った。誰にも知られぬように気づかれるように静かに…最初からいなかったように。

その翌日…少女は静かに眠るようにこの世から消えていった。
まだ死ぬのには若い歳だった。


その数日後…柏木探偵事務所に一通の手紙があることに気づくだろう。
アルビノの少女からの手紙が
そこには自分がしてきた研究のこと少女が患っていた病気のこと…そして貴方達への感謝の気持ちが綴られている。

少女は最後の最後まで［ボク］でいた
少女はロズでいた
少女は死ぬその瞬間にたった1人のか弱い少女になって愛する家族のもとで息を引き取りましたのだ。

たった1人の強くもあり弱かった…少女の最後の記録である)

寧々のイメソンです

ワンダーランド/flip

https://m.youtube.com/watch?v=lPcgQwiJ1mc


『一切 優柔してられないわ
毎分毎秒 高まる鼓動
ahh here I, ahh here I am…

明日は明日のワンダーランドを目指して
足手まといでしょ 迷いなんか置いてきて
目にして 手にして 糧にして 生きていれば
ワン・アンド・オンリーな未来Ever Ever Ever』

寧々は現状、誰か大切な身内がナイトメアのせいで亡くなったとか、家庭環境が悪かったという過去はありません。しかし、全くナイトメアの存在に恐怖を抱いていないわけではなく、いつ家族が自分が夢喰い病に襲われるか分からない恐怖にロズに入るまで苛まれてました。ロズに入ってから、戦う術を得て、ナイトメアとの戦いに身を投じる彼女は日常を守る為に、迷わず暴れ回るのをイメージしてこの選曲にしました。小難しい事を考えるのが苦手な彼女らしさも、他の歌詞に入ってます。

宵闇百合のイメージソング

・Nightmare

中毒性のあるこの曲はトリップしているときにナイトメアに遭遇して愛を伝えようとしている宵闇ちゃんみたいだなと…
ナイトメアを愛する対象に見ている宵闇ちゃんに曲名がNightmareというところもピッタリだと思いました

「Nightmare　誘う　試しませ　愛
Dryな美辞麗句　逃がさないTrap
Nightmare　バラ撒く　獲物の匂い
まだ遊び足りないわ　遊び足りないわ
Ruler! Ruler!」のところがトリップしたときに遭遇したナイトメアに惹かれて…逃がさない、愛を伝えるのとナイトメアに殺しかかり命を散らそうとしているのかな…と
獲物の匂い=愛するナイトメア
バラ撒く=愛を伝える(殺す)
遊び足りない=愛し足りない
と宵闇ちゃんの中ではなってるのかな？と思いました

「誘う　誘う　深く 誘う　誘う　甘く 誘う　誘う　深く 誘う　誘う　跡は濁さず」

もっともっと私を誘って引かれさせて
跡も何もかも濁さないように綺麗に甘く深く貴方を私は愛する(殺す)の！

・パラフィリア

曲を聞いた瞬間にあっこれは宵闇ちゃんだなと1番しっくりした曲
曲名も歌詞も音程も全てが宵闇ちゃんにピッタリでこんな生き方を愛しかたをしているんだなと素直に恐ろしくも感じさせてくれる曲です
ポップで明るい音程が「これは自分の愛で本物なんだ」と間違ってなんてないという絶対的な物も感じさせてくれそうです

歌詞のどこを切り取っても宵闇ちゃんに当てはまってしまうのですが…「爪を立てることだって 歯型を残すことだって 火傷を負わすことだって 私の全力の［philia］」と言う歌詞が1番好きですね…
自分の全力の愛を死と苦しみを持って伝えるという宵闇ちゃんの歪んだ愛が見えてきます

またパラフィリアとは「無生物、小児、または合意のない成人に対して、あるいは自分自身やパートナーに対する苦痛や屈辱に対して、性的興奮をもたらす常習的で強い空想または行動のこと」を指し
宵闇ちゃんにとって愛する対象であるナイトメアを傷つけ苦しめる行為や能力の代償の痛みなどで快楽をおぼえるところがピッタリこれに当てはまるのです

「痛いって分かっていることなのに 奪うって気持ちいいでしょ？ イヤだって言われたことなのに 歪むほど愛おしくなるの」

どれだけ死を痛がっても恐れても彼女には関係ない
歪んでしまうほどに愛おしい王子様(ナイトメア)の愛おしい苦しむ姿を見るためならこれからも彼女は愛すること(殺戮)を繰り返す

小話とかイメージの話とか。
流行り(？)に乗ってみました！



◇ 杼星 伊織
頭のいい人にしようとしていたので頭の良い生き物の名前をつけようと思ってました。それからナイトメアに夢を食べられてしまったので夜を連想する星に関する名前だと尚嬉しいな〜と。本人もSVで語っていますが「杼星」というのはイルカ座の和名だそうで。これしかない！と即決しました。
伊織という名前のついた武将さんがいるらしいですが、名前の方は完全に音を優先しました。自分の人生、物語を織り成せる人になって欲しいので「織」の字をつけたくて。それなら一番無難そうな伊織くんにしよう、なんて決め方でした。27歳ならキラキラネームとかもギリないと思うので！
ちなみに名前の運勢は、外角、天格が吉。人格、地格が大大吉。仕事運、家庭運、総格が大吉でした。やったね。

◆ Empty dolphin
直訳すると「空虚なクジラ」。
能力は借り物で、魔法のように心なんかで使う必要が無いから使えている。感情のない彼は心こそありますが、心の中の感情も食べられてしまって残っていません。チクリと胸が傷んでもそこに悲しみという感情はないし、なんとなくムカムカしていてもそこに怒りという感情はない。あったとしてもその感情に気付けない。
空っぽな杼星。空虚なクジラ。悲しい言葉遊びです。

◇ 苦無
彼が使っているのは大苦無。回そうと試そうものなら受け取るタイミングで簡単に落とせる重みのあるもの。近接攻撃に心得があるなんてことはなく、ただ拳銃より人を傷付ける確率が低そうだから、ナイトメアに近付くことが出来るからとチョイスしたもの。余談だが現在は剣道四段を持っており、高校の時は剣道部にいました。戦闘でピンチの時に竹刀を渡せば新しい一面も見れるかもしれないですね！持ってる人いないと思うけど！

◆ 家族について
母親は体が弱く伊織を産んだ際に亡くなっています。その後父親が男手ひとつで育ててくれていたのですが、仕事先である銀行で強盗に襲われ死亡。この事件の犯人はナイトメアに夢を侵食されていたと後に判明していますが、伊織は父親が事件に巻き込まれて死んだことを討伐隊に所属するまで知りませんでした。
一人っ子ですが祖父祖母がいたため住む家に関する問題は何もありませんでしたが、なんとなくかわいそうな子だと思われていた節があります。料理を覚えたのは自分たちも長くはないからと祖母が生きる術として教えてくれたから。そのため味付けがちょっと懐かしさを覚えるものになっているのは秘密。これも余談ですが結婚した歳も歳だったので祖父祖母も現在亡くなっています。

◇ ナイトメア研究
何故無断トリップをしてまで研究をするの？
答えは簡単で、自分の感情を殺した相手、それから本人は語りはしませんが父を亡くす間接的な原因となった相手を知り尽くしたいから。
取る姿に法則性はあるのか？ひとつの夢にどれだけ湧くのか？どうやって夢を食べるのか？血は流れているのか？痛いという感情はあるのか？その全部が自分にとってはどうでも良いことで、しかし興味をそそるもの。研究者としてでなく、珍しく杼星伊織として考え行動しています。

◆ 素の伊織
元々明るい性格だった彼はナイトメアに夢を侵されてから暗くなってしまい、酷く落ち着いた人になってしまいました。それは年相応と言えばそうですが、彼らしいかと問われれば彼らしくはないかもしれません。でも今の彼はどう足掻こうとこの姿が本当の姿で、それはきっとナイトメアを討伐しきったあとでも変わることの無い事実です。でも本人はそれで良いと思っている様子なので、実はなんの心配も要らないのかな、なんて思ってみたり。

◇ その他
顔は母親似、性格は父親似です。考え方は半々くらい。

誕生日：9月7日
オレンジ/純粋、愛らしさ
クロユリ/恋、呪い
ハマナス/悲しくそして美しく


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ここから下はイメージ系
雰囲気が伝わればいいなの気持ちですが
苦手な方はお気をつけください！





/ イメソン

・平気なんですよ本当に


“ 付いてく先が大殺界でも 寝てる間に連れてってなんて ”

“ 平気なんですよ、本当に
寝て起きたら全部さようなら ”

本当に心の奥底の気持ち。死にたくないなんて言えばそれは嘘になってしまうから。
それでも自分で命を絶つには惜しいから、寝ている間に連れて行ってくれないか？なんて。天国や地獄がどんなところでも構わないから、行くべき場所に辿り着けたらいいな。

“ 心配しないでください、なんて勝手な話ですよね。それでも僕は大丈夫ですから、この嘘をどうか、本当だと偽れるように。
こんな心配も寝て目が覚めたら忘れているような簡単なもので、それならきっと単純なだけのものの筈でしょう？
そんなものに心配はいらないのです。それは、たぶん、きっと。 ”


・回生


“ 泣いていますか 呼んでいますか
もがく君が笑う 瞼を隠しながら ”

“ てっぺんくらがって そうある今日を踏みしめて
月がまた見えるように 命が尽きる前に ”

命の灯火が消える前にナイトメアの正体を解明し、再度良い夢(夜の光)を見られるように。
最後に見た夢は非常に心地の良い夢だった。内容なんて覚えていないけれど、何故かそんな気がしている。母親の優しさに包まれていたような、父親の背中を眺めていたような。それは二度と見れるものでは無いだろうけれど、いつでも心の支えになるのです。

“ 果たして自分は上手く感情を繕えているでしょうか？上手く応えを返せているでしょうか？
苦しむ私が笑う様を鏡越しに見ています。見て見ぬふりをしています。
本当の自分を忘れないように、でも決して心配をかけないように。見捨てられぬように、忘れられぬように。
過去の自分を演じています。今の自分を殺しています。あの儚く眩しい光を再度見るために。 ”


/ イメージCV
・ランズベリー・アーサー さん
普段喋っている時にもわかる声の柔らかさ。大人しい時には仄かに甘さを漂わせて。そんなイメージにピッタリな声優さんと言えば、と思いついたのがアーサーさんでした。
どちらかと言うとやや高めの音のイメージがあります。少年というのは少し違いますが、まだ若さを残している感じの落ち着いた元気さがあればいいなと。

小川香澄ちゃんのイメージソング


・病室の桜


病院に入院する女の子が来年も生きれるように桜を見れるように頑張るぞ！という1曲……
自身の病気と葛藤しながら今を精一杯いきて笑っている香澄ちゃんにピッタリだなと思いまして
苦しさと明るさが混じりあった過去から未来にかけた香澄ちゃんの一生を表してるな〜と個人的に思いました

「わたしは生きるよ！！やがて必ず！！幸になれる！！だから戦うんだ！！」

多分一生隠し続けるであろう彼女は今日も精一杯元気で生きている

・心拍数 # 0822

優しいピアノと音とゆったりとしたミクちゃんの声がマッチした少し悲しくてけどこか温かみのある曲
香澄ちゃんにとっての「君」はいまいる仲間達や守る人々でその出会いや日々に思いを馳せながら刻々と近づく自分の死を悟りながら今日も頑張って笑顔でいないとなと少し静かに思っていたりするのかな〜と思いましたね
いつもニコニコとヘラヘラとしてる訳じゃなくてこうやってたまに弱い部分や少し大人しい部分を誰も知らないところで出してるのかな…
一つ一つの歌詞がどれも生と死を伝えてくれてるような気もします
「この胸が脈打ちうちは君をまだ守っていたい」が香澄ちゃんに似てるんですよね……
命がつきるその日までロズとして人々を仲間をずっと守っていくと誓ってる彼女はこれからもロズのままなんでしょうね

「愛し続けると約束しよう 心臓が止まってしまうまで」

心臓がとまり命が無くなるまで彼女なりの思いを愛を全てを精一杯伝えていきながら最後には笑顔で眠って欲しいです…

『彼女は既に壊れていた。』
髪型をポニーテイルにしてみた。1時間クオリティ、期待しちゃいかんよ…