彼はとうに、愛に呪われている。
○名前
花言葉からです。名前は可愛らしい名前にしたいな〜と思ってアネモネの牡丹一華と花一華から一華をとって、読み方をいちかにした形です。いちげでも良かったけど、いちかって呼ばれてるのを見たかった。
アネモネの花言葉として有名な「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」と、色別としてある「君を愛す(赤)」「真実・希望・期待(白)」「固い誓い(青)」「待ち望む(ピンク)」が、あぁぽいなぁ…となったので採用。瞳の色を青にした。
花一華の花を名字にもいれたかったので、どうしようかなと思って、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花みたいな言葉が頭に浮かんだので立花→橘花です。ほら、牡丹もあるから…( 無理矢理が過ぎる )
立花まんまにすると、あまりにも名前全てが可愛らしすぎるからちょっとなぁ、と思って硬めの漢字に。本人的には橘だけでよくない?と思ってたりした。だってそれだけで読めるのに余計に花って書くのめんどくさくない?
○能力( Adore marvel )
直訳は、「奇跡を崇拝しろ」とかそんな感じだと思います。各単語で調べた英語よわよわですが、元は「あいして、すてきなひと」でした。そこから、adore(慕う)、Marvel(素晴らしい、奇蹟)で組み合わせた形です。だれにも死んで欲しくなかったから、だれも狙われないままならそれが叶うから。
スノードロップの花言葉は、「あなたの死を望みます」。
自分を愛して受け入れたものは死んでしまってきたからこそ、憎悪の限りであるナイトメアが自分の生みだした何かを愛して死んでしまえばいいと思ったのかもしれないね😇 マジで神に愛されたみたいな容姿と神からの嫉妬で愛が関わる人みんな死んだみたいな過去してるからねコイツ🙃
もし一華が看護とか医学系の大学に行っていたなら『治療』という能力も有り得たかなと思うんですが、一華はそもそも治すことが不可能な段階で全ての死人を見てきたので、能力が決まる当時はそういう視点がなかったんじゃないかな〜、と。
○家族( 両親、双子の弟妹 )
なにもわるくない人たち。弟妹の名前は「コウヨウ」と「フタバ」です。紅葉が兄で二葉が妹。お兄ちゃんが華なので弟妹は葉になりました。
お母さんめちゃくちゃ美人です、絶世の美女。多分良いとこでのお嬢様だったから、専業主婦だった。そんなお母さんにめちゃくちゃ惚れてたのが善人すぎる愛の深いお父さん。パパはママがいない生活に耐えきれなかったのでママに似た一華をママだと思い込むことでなんとか生きようとしてた。一華とか双子の弟妹の為に。だから死ぬまで、一華は自分が母親と重ねられてることに気付いてなかったです。面影を探してる程度にしか察していなかった。
まぁ夢喰い病にそんな決意剥がされて、妻に会わせろ!!ととち狂って娘すら見えなくなった。お父さんは最後に娘を殺して正気に戻って、狂気に落ちて自殺しました。SANc失敗して自殺癖ひいちゃった。
紅葉くんはその頃から兄に懸想し始めました。唯一の肉親だからと色んな感情がごった煮になっていった形。でもいい子だった。しんじゃったけど。
○好き嫌い
ほぼ全てが過去由来。自分が好きなのは、自分を愛すことを許すのは自分だけだから。愛されないのは悲しいから、せめて自分だけでも自分を愛してやりたいんだろうな、まぁナルシストではあるからだけど。過去関係なしに自分の顔とか好きですねコイツは。
食べることは好きなんだけども、なんかこの見目の良さだと貰いもんに何か仕組まれてそうだなぁと思ったので人の手料理はそんなに好まない。自炊は一応できるけどそんな暇があるなら「さぁ、誰を驚かせようかな?」となる。あとは胃袋を掴まれてたまるものかという意地。
ミントは幼い頃から苦手なので今でも歯磨き粉は子供用です、イチゴ味🍓
彼は多くのやさしさと、あまりにも心の奥に押しやりすぎて飲み込めないほどに濃縮させた小さな憎悪で生きています。悪戯好きなのは幼い頃の彼がそうであったのと弟の真似、大学生の時やロズに加入して数日間の一華はもう少し落ち着いていました。距離感は変わらないけど。
絆されがちな来る者拒まずスタンスはやめたみたいです。メンタルはオリハルコンくらいあったけど流石に死なれすぎてぶっ壊れた。ぶっ壊れて別方向にオリハルコンになった。でも人が死ぬと哀しむ。
生きていてと願われたので、自ら死にはしません。どれだけ死にたくても、苦しくても、自殺はしません。
生きているだれもがかなしまなくても、唯一、今、愛している家族には哀しんでくれる以上の愛を向けられていたのは、知っていたから。
▽酔いどれ知らず/Kanaria